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買い物支援を行い、移動販売の居場所をつくり、地域のちょっとした交流の場にもなる!『舞浜三丁目マルシェ』を取材してきました

舞浜駅にほど近く、戸建ての建ち並ぶエリアである舞浜三丁目。高級住宅街のイメージがある反面、近くに生鮮食品が買えるスーパーやお店がなく、買い物に少し不便なエリアでもあります。そんな舞浜三丁目で、昨年10月から自治会が主催する『舞浜三丁目マルシェ』が始まりました! 実際にお伺いしてみたら、買い物支援を行い、移動販売の居場所をつくり、地域のちょっとした交流の場にもなるという、みんながハッピーになるステキな取り組みでした♪ レポートします!

高齢化の進む舞浜三丁目エリア

舞浜三丁目が分譲されたのは、約30年前。他の中町エリアと同様、分譲当時に現役世代だった方たちがリタイアし、急速に高齢化が進んでいる地域でもあります。

「70代・80代、中には90代の方もいらっしゃいます。今までは車で買い出しに出かけていたけれど、免許を返納されたという方も増えてきて、毎日の買い物がしづらいという話はよく出ていました。サミットまでバスで行っても帰りに荷物が重くて持ち帰るのが大変だったり、コロナ禍で外出するのが怖かったり、お年寄りにはネットスーパーもなかなか使いづらかったり…。そこで、自治会で高齢者向けのスマホ教室を開いたりもしていたんです」。お話ししてくださったのは、舞浜三丁目自治会長の伊能隆男さん。

そんな時、市の主催する『地域支え合い会議』で、生活支援コーディネーターの方から「30年くらい前から、舞浜二丁目・三丁目に青果の移動販売を行なっている八百屋さんがいる」というお話を聞いた伊能さん。「実際会員に尋ねてみると、規制が厳しくなった現在では何度も通報され、今ではある会員の駐車場を借りて週に一回販売を行なっているとのこと。舞浜三丁目には買い物に困っている方がたくさんいる、それなら自治会として移動販売の販売場所を確保し、かつ地域の人たちの買い物支援ができればと、青果移動販売の許可申請を浦安市に行ないました」。地域支え合い会議のメンバーにも合意を得たことで、市からの許可が下り、自治会館向かいの駐車場を使った『舞浜三丁目マルシェ』が昨年10月に実現します。

地域支え合い会議~舞浜三丁目マルシェ開催までの流れは、『こちら浦安情報局』にて動画でわかりやすくまとめられています(11分ごろ~)。ぜひご覧ください!

移動販売の販売場所の確保=買い物支援

出店している八百屋さんは『小高商店』さん。市場で仕入れたお野菜を、その日のうちに舞浜三丁目まで運んでくれます。安くて新鮮なだけでなく、切り売り・バラ売りもしてくれるから、一人暮らしのお年寄りにも嬉しい! おじさん一人で品出しから会計までこなすので、買い物に来た自治会員の方々自らお手伝いすることも多々あります。「おじさんと話すのが楽しい!」「おじさんに会いに毎週来てるんです」と、自治会員の皆さん。

ここで1週間分の野菜を購入するという方も。大容量の転がせる買い物かごを見せていただきました!「いつも会長さんやボランティアさんに荷物を運ぶのを手伝ってもらっていたんだけど…これを買ったから気兼ねなくたくさん買えるわ」。買い物に来た方たちも「すごいね!」「私も欲しいわ」なんて話に花が咲き、舞浜三丁目発ブーム到来の予感…!?

今年の1月からは、自治会員の運営するパン屋さん『LITTLE BY LITTLE』も加わりました! お店では2斤売りのみの食パンですが、ここではニーズに合わせて1斤での販売もしています。

2月4日には内田市長も視察をされ、来場される人の多さ・しっかりとしたコロナ対策・ボランティアのお世話役の世代の幅広さに驚いていらっしゃったそう。市長からアドバイスをいただき、現在魚屋さんの出店も計画中とのこと。精肉に関してはややハードルが高いそうですが、ここで野菜もパンも魚も買えたらすごく便利だし楽しいに違いありません…!

コロナ禍でなかなか会えないご近所との、地域交流の場

舞浜三丁目マルシェは、木曜日の10時半~11時半。たった1時間の間に、80組以上の方々が訪れるそうです。舞浜三丁目の自治会に加入しているのが450世帯ですから、実に2割の方々が利用しているという計算になります。この数字はすごいですよね…! 高齢の方の利用ももちろん多いですが、赤ちゃんや子連れのママさんもいらっしゃいました。順番を待つ間にご近所同士で会話を楽しむ姿も見られ、買い物という日々のルーティンの中で地域交流が叶う環境の豊かさを感じます。

もちろんこのご時世、コロナ対策にも念を入れています。まずは入場時の検温・手指消毒。八百屋さんでの買い物は一度に9名まで、それ以外の方はロープに沿ってソーシャルディスタンスを保って並びます。買い物に使用するカゴは一回ずつアルコールで拭き上げ消毒。「自治会員の方が、ボランティアで毎週協力してくださっているんです。皆さんの協力がなければ舞浜三丁目マルシェは実現できなかったと思う。ボランティアの方々のおかげで成り立っていますね」と伊能さん。20代から80代まで幅広い年齢層の方々が自発的に手を挙げてくださり、地域の連帯感を感じると言います。

自治会長の伊能さん(上中央)、八百屋のおじさん(上右から2番目)と、ボランティアで参加されている自治会員の皆さん。ありがとうございました!

「コロナ禍、特に今は緊急事態宣言中で、自治会としての活動もなかなか出来ない。地域の人たちの交流の場も、なかなか設けられないという現状があります。でも、屋外かつ短時間というこの形であれば、感染リスクを極力減らしながら、地域の人たちとのちょっとした交流の場をつくることができる。コロナ禍でも、日常を楽しむための取り組みの一つになったと思います。やってよかったですね」。コロナ後には屋外やお隣のマイアミ会館を利用し、飲み物とパンを食べながら楽しく交流できる“集いの広場”を構想しているとのこと。伊能さん、今後のマルシェの様々な展開を考えていらっしゃいますが、「一番は継続していくことが目標です」と話してくださいました。

解決方法は一つじゃない

買い物支援の問題、移動販売の販売場所の問題、そしてコロナ禍における地域交流の問題…その3つをまるっと解決する手段となった『舞浜三丁目マルシェ』。でもこれは、あくまで舞浜三丁目だからこそ実現できたこと。「たとえばすぐそばに商業施設のある地域では買い物支援はほぼ必要ないし、平日の日中にボランティアの人手が集まらない地域もあるでしょう。それぞれの地域特性を活かし、それぞれの地域で考えてやっていく必要があると思います」と伊能さん。しかし、この『舞浜三丁目マルシェ』の成功が地域の課題解決に一石を投じたことは間違いありません。課題を解決し、地域の人たちが楽しく元気に暮らせるような魅力的な取り組みが、これからも浦安でたくさん誕生していくといいなぁ…と、とってもワクワクさせられた取材でした!

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