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天ぷらのテイクアウトって実際どうなの? テイクアウトで美味しく食べるコツを、天ぷら専門店『天悟』で教えてもらってきた!

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そろそろ春。山菜、菜の花、桜海老…となると天ぷらが食べたくなってきますよね! イートインはちょっとまだ抵抗があるというアナタ、北栄にある天ぷら専門店『天悟』さんでは、テイクアウトの『天丼』『天ぷら盛り合わせ』を販売中。揚げたてアツアツではない天ぷらってどうなんだろう…?と取材してきたのですが、そこには安全かつ美味しく食べるための技が隠されていました。

天ぷら職人が揚げる、一流の天ぷらが食べられるお店『天悟』

現在完全予約制にて営業されている『天悟』さん。都内の老舗天ぷら店で修行を積んだ大将の揚げる天ぷらは、まさに職人技。素材そのものの旨味を引き出し、“蒸し揚げ”るからこその味わいは、一度食べたら忘れられない! タネは旬の野菜や魚介に加え、意外なもの(果物や銘菓も!?)まで、カウンターで揚げたてを楽しめます。食材や調理法にこだわる大将のお人柄も魅力。お話が楽しくてついつい長居をしちゃうことも…。

揚げたてサクサクを食べたい天ぷらですが、テイクアウトって…実際どうなのでしょうか?「結論から言ってしまうと、やっぱり揚げたてが一番。本当はお店に食べに来てほしいですね」と天悟の大将・宇田川さん。「でもこのご時世ですから、外食は出来ないけれど美味しい天ぷらを食べたいという方も多いと思います。うちでは大晦日の天ぷら持ち帰りやおみやげなど、コロナ以前からテイクアウトにも取り組んできました。今日は天ぷらのテイクアウトのポイントをお伝えしますね!」はい、よろしくお願いします!

テイクアウト用は、しっかり火を通してしっかり冷ます

イートインでの天ぷらは、タネを“蒸し揚げる”=半レアでジューシーな状態での提供がメイン。テイクアウトでは、持ち帰ってから食べるまでのタイムラグが生じます。「テイクアウトで一番怖いのが食中毒。お店で提供するなら半レアで美味しく召し上がっていただくことができますが、お持ち帰りとなるとそうはいかない。なので、イートイン時とは異なりきちんと火を通します。また、お弁当などもそうですが、きちんと冷ましてからフタをしないといけません。揚げたてアツアツの状態を持ち帰っていただくのではなく、揚げてから冷まし、フタをしたものをお渡しする形になります」

イートインとテイクアウトでは揚げ方が異なるため、衣の固さも微妙に違います。ちなみに夏と冬では衣を混ぜる回数も違うのだとか…その微妙な差異が美味しさのレベルを分けるんですね!

天ぷら盛り合わせは、再度温めないほうが美味しい!お塩より天つゆがオススメ

天ぷらの盛り合わせは4品1600円~、数を選んで注文します。その日によって仕入れが異なるため、何が食べられるかは基本お任せになりますが、苦手なもの・好きなものには配慮してくれますので伝えてみて!

この日は神の海老・ふきのとう・こごみ・天然真鯛の切り身の4種でした。

盛り合わせの美味しい食べ方を伺うと、なんと驚いたことに『温めない』のが一番美味しいのだそう!「よくペーパーを強いてトースターで温める…など聞きますが、そうしてしまうと油と一緒に旨味も抜けてしまうんです。盛り合わせの場合、温めずにそのまま食べるのがいいですよ」

「お店で食べる場合、そのままかお塩を付けてとお伝えしているのですが、テイクアウトの素材はしっかり揚げているので、天つゆで味をプラスするのがオススメです」。天悟さんのオリジナルで、かつお出汁の香り高い天つゆは、テイクアウトの場合+100円でこちらの容器に入れてくれます。余ったら炒め物に使ったり、そばつゆとして使うのもアリ!

天丼は丼つゆにしっかりくぐらせる。持ち帰ったらフタを外して電子レンジで約1分温めると◎

天丼は、これまたオリジナルの丼つゆ(天つゆとは別物です!)にしっかりとくぐらせて味をしっかりと付けています。こちらは食べるとき、フタを外して(フタをしたままだと中で蒸れてしまうため)電子レンジで1分ほど温めると美味しくいただけます。

下のごはんが見えないほど天ぷらが乗っている…! これで2,000円というから、かなりお得ですよね。天丼に乗るタネも、その日によって違います。今日は芝海老・あさつきの芽・春菊・菜の花・真ダコ・牡蠣・芝海老と野菜の掻き揚げと、なんと全7種類。天ぷらが多いため、ごはんの量は若干少なめになっています。大盛りにしたい方は+100円で可能。

その他、揚げ玉(+100円)も一緒に持ち帰れます。揚げ玉はあくまで揚げ玉のために作る商品だそうで、天カスとは絶対に呼びません! ドリンクではご当地サイダーのほか、マイボトル持参で水出しコーヒー・水出し煎茶も持ち帰り可能(プラ削減のため、テイクアウトカップは使用していません)。天ぷら屋さんなのに、煎茶やコーヒーも人気メニューなんですよ。このあたりからも大将のこだわりを感じることが出来ますよね…!

さあ、お味は!?

天ぷら盛り合わせと天丼を持ち帰り、いざ実食っ!

まずは天ぷら盛り合わせから。もちろんカラッとはせずしっとりしているのだけど、噛むと素材の味がじゅわっと染み出す感じは、さすが天悟さんの天ぷら…!一緒にいただく天つゆがまた旨い。ふきのとうやこごみなど、ほろ苦い春の味覚はやっぱり天ぷらが一番!

天丼はタネを丼つゆにくぐらせているとはいえ、しょっぱすぎる感じはナシ。レンジで温めたこともあり、ほどよく味がしみてごはんが進む進む。下のごはんにも天ぷらの旨味がしっかり移っているので、このごはんで白ごはんを食べることもできちゃいそうなくらい! タコとカキは2つずつに芝海老は3匹と、かなりタネが乗っていて満足感もすごくありました。あ~、美味しかった。ごちそうさまでした♪

テイクアウトの天ぷらの美味しさは、カウンターで食べる揚げたて天ぷらとはまた別物。でもやっぱり、これを食べたら揚げたての天ぷらが食べたくなっちゃった…! またぜひ揚げたて天ぷらを食べに行きたいと思ったのでした。

イートイン・テイクアウトともに完全予約制。天丼は前日まで、天ぷら盛り合わせは当日予約でもOKです

天悟さんは、現在完全予約制。テイクアウトの天丼は前日まで、天ぷら盛り合わせは当日予約もOK(揚げるのに40分程度かかります)。イートインの場合は、お昼・夜ともに「おまかせ」「お好み」「季節の天丼」の3種類から予約時に選びます。毎日タネが違うので、お好みにしてこのタネの中から選んじゃうのも楽しい!

春が旬のお野菜や魚介など、天ぷらで食べると美味しいものがずらりと並ぶ今の時季。ぜひ日本の食文化『天ぷら』を、浦安の専門店で楽しんじゃいましょう♪

天ぷら 天悟…浦安市北栄1-2-37 047-314-5190
火曜定休、完全予約制

【感染拡大防止対策チェックリストはこちら】

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