今回の主役は、やなぎ通りから少し入ったところにある、パッと目を引く黄色の外観のお店「ellmanas(エルマナス)」。笑顔がキュートな姉妹が営むオーガニックスイーツ店で、月に数日しかオープン日がない幻のお店でもあります…。

「普段はここで企業向けのケータリング料理を作っていますが、月に数回週末限定でオーガニックスイーツ店として『ellmanas』をオープンしています」お話ししてくれたのは、金井歩佳(あゆか)さん。食物アレルギーがあった歩佳さんが、三大アレルゲンをカットしたレシピで料理を作り、子ども食堂のお手伝いをしたことが「食」への関わりの始まり。その後、姉妹で体にやさしい食材をベースにしたケータリングをスタートしました。しばらくしてコロナ禍で仕事は減ってしまいますが、その時できた時間で食品栄養学の勉強を始められたそうです。

「そこで学んだのは『食べる事を我慢する』のではなく、『食材の品質自体を見直す』ことでした」と歩佳さん。さらに、オーガニックを学ぶ中で、栽培時に使う農薬や化学肥料は生産者の身体への影響があること、また、水質汚染や土壌汚染など環境問題にもつながっていることを知っていきます…。「オーガニックを使用するということは、食べる人の体に良いのはもちろん、地球に住む全ての生き物、環境に配慮することに繋がることを知りました。『すべての生き物に配慮しながら、なるべく地球を汚さずに、美味しいものを作りたい！』その思いで、オーガニック食材を使った料理を作っています。たとえば美味しいスイーツを食べているだけで、実は、人にも動物にも地球にも良いことをしている…！ そんななスイーツがあってもいんんじゃないか？と思うのです。なんとなくオーガニックって敷居が高いイメージが有ると思うので、誰にでも受け入れてもらえるように、めいいっぱい可愛く、ポップで明るいイメージにしました」。「ellmanas(エルマナス)」のロゴは、姉妹が大好き！というアーティストのAYAKA FUKANOさんに、ギフトBOXは、ウラヤスマーケッツのオーナー市川さんにデザインを依頼。ポップでキュートなデザインは、見ているだけで元気になってくる！

「食べることが大好きだから、オーガニックでも『美味しくないと意味がない』」と姉妹で声を揃えます。焼き菓子が中心ですが、この夏は冷たいスイーツにも挑戦。「特にプリンには縁があって、私にとって特別なスイーツ。さらっと食べやすいのどごしと美味しさを追求しました」と妹の優紀さん。新作のアイス、バナナジュース、アイスコーヒーもとことんこだわって。「オーガニックスイーツだけどしっかりと美味しく」これが「ellmanas」です！

「オーガニックを使うことは、直接オーガニック農家さんを応援することにも繋がる」と歩佳さん。実際オーガニック食材は高価で、自然に左右されやすくゆらぎがあるので、使うことが難しい食材。自分たちが出来る範囲で、オーガニック農家さんを応援できる日があればと思い、月に数日だけですが想いを込めて『ellmanas』をオープンしています」。例えば、あの人にあげるギフトを、自分へのご褒美を「ellmanas」に変えてみるだけで、世界をちょっと幸せにするお手伝いができるかもしれない…。是非「ellmanas」に足を運んでみてください！

ellmanas(エルマナス)

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★オープンday はInstagramにてご確認ください。
★テイクアウトのみ、飲食スペースはございません。

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい！」2024年7-8月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。