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【うらやす名画座】2024年も開催決定!1/27,28に昭和の名優映画が見られる!@浦安市文化会館 (チケット販売11/24~)

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優秀映画鑑賞推進事業とは、広く国民の皆様に優れた映画を鑑賞していただくとともに、映画保存への理解を深めていただくことを目的に、国立映画アーカイブが、文化庁及び日本各地の文化施設と連携・協力して、所蔵映画フィルムを全国の会場で巡回上映させる事業で、平成元年度から実施しております。2023年1月の開催に続き、2024年1月にも開催されることが決定いたしました。

浦安市文化会館では、「うらやす名画座」と銘打って開催致します。今回の映画上映会では、昭和の大女優の活躍する「雪国」「伊豆の踊子」「五番町夕霧楼」「五辨の椿」の4作品を1日2作品、2日間にわたり文化会館大ホールにて上映致します。スクリーンを通して映画芸術の原点となる映画の素晴らしさを体感してみてください!鑑賞するにはチケットの購入が必要となります。チケットの購入に関しては、以下をご参考ください。


【チケット販売】 
発売日:令和5年11月24日(金)10時より発売開始
販売場所:浦安市文化会館・浦安市民プラザ 

【チケット料金】
1日鑑賞券 500円(市民・さくらメイトは300円) 
2日通し券 800円(市民・さくらメイトは500円)※未就学児入場不可
※車椅子席をご利用の方は、浦安市文化会館までお問合せをお願い致します。

【上映作品】2024年1月27日(土)

①「雪国」(上映時間133分)開場11:40、開演12:00
監督/豊田四郎
脚本/八住利雄
出演/池部良、岸惠子、八千草薫

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という有名な冒頭ではじまる川端康成の不朽の名作小説を映画化したもので、文芸映画を得意とした豊田四郎が監督した。日本画家の島村(池部良)は、戦争へと突き進む暗い世相のなかで、一年前に越後湯沢の温泉場で逢った芸者・駒子のことが忘れられず、再びその温泉場を訪れる。二人は互いに惹かれ合うが、駒子は義母とその息子を養うため旦那を持っており、島村は東京に妻子がいた…。徐々に惹かれ合ってゆく島村と駒子の心理が、熟練した豊田四郎の細やかな演出で表現される。また、雪国の空気と生活感がにじみでる映画美術も、本作を格調高いものにしている。岸惠子は本作の製作中に、フランス人映画監督のイヴ・シャンピとの婚約を発表して時の人となり、封切と時を同じくしてフランスへ旅立った。原作小説は1965年にも、岩下志麻・木村功主演で再映画化されている。

②「伊豆の踊子」(上映時間87分) 開場 14:20、開演 14:30

監督/西河 克己
脚本/三木克己、西河克己
出演/吉永小百合、高橋 英樹、浪花千栄子

川端康成による有名な同名小説の4度目の映画化である。日活では初めての試みで、当時同社の若手スターだった吉永小百合と高橋英樹が主演した。宇野重吉扮する大学教授の回想という形式を採っているのが特徴で、現在と過去をカラーと白黒で使い分け、現代の女性と回想中の踊り子を吉永に二役で演じさせたことについて、西河克己監督はこれまでの『伊豆の踊子』と違った試みをやりたかった、と述べている。原作中の有名な台詞「いい人は、いい人ね。」を意図的にシナリオから削除したことにも、新しい「踊子」像を作ろうとした野心が表れているが、田中絹代出演による初の映画化(1933)や、後の映画化と比較しても、全体としてはセンチメンタルな作品に仕上がっている、と言えるだろう。川端はこの作品のロケーション撮影を訪れているが、完成した作品について川端が各地で高い評価を公言したので、西河監督がかえって戸惑ったという逸話も残っている。

【上映作品】2024年1月28日(日)

①「五番町夕霧楼(ごばんちょうゆうぎりろう)」(上映時間137分)開場 11:40、 開演 12:00

監督/田坂 具隆
脚本/鈴木尚之、田坂 具隆
出演/佐久間 良子、河原崎 長一郎

田坂具隆監督は戦前からのキャリアをもつ名匠の一人であり、『路傍の石』、『五人の斥候兵』(ともに1938)などの名作で広く知られている。地味ではあるが、堅実な作風はかねてから定評のあるところであるが、この作品においてもその長所を随所で認めることができるだろう。遊郭の佇まいや内部の造りなど、物語の背景に対して、田坂監督ならではの配慮がなされており、表現に厚みをくわえている点も見逃すことはできない。脚本家の鈴木尚之によれば、旦那と恋人のあいだで揺れる女の身体と心を描く官能的な場面の演出に先立ち、田坂は主演の佐久間良子に丁寧なメモ書きを与え、長く対話することで主人公の気持ちをすくいあげた演技指導をしたという。善良な遊郭の女将や娼妓といった設定は、この場合、意図的なものであり、そのことによって主人公・夕子の薄幸がより純粋に、観客に印象づけられるといえるだろう。「キネマ旬報」ベストテン第3位。田坂には同じ水上勉原作の映画化作品に『湖(うみ)の琴』(1966)がある。

②「五辨の椿(ごべんのつばき)」(上映時間163分)開場 14:20 開演 14:30

監督/野村芳太郎
脚本/井出雅人
出演/岩下志麻、加藤剛

山本周五郎の同名小説を井手雅人が脚色し、川又昻が撮影、野村芳太郎が監督にあたった文芸大作。父の恨みを晴らすために、好色な母と関係した男達を誘惑し、一人ずつ殺害していく娘おしのの復讐を描く。その男たちは、三味線引きの蝶太夫、婦人科医、札差屋の伜、芝居茶屋の出方、袋問屋の主人とさまざまだが、死体の傍らにはつねに一輪の椿が残されていた。この陰惨な物語を、岩下志麻は内に気丈さと気品を湛えた演技で好演し、代表作の 一つとした。また、この作品の場合、松竹映画を支えてきた技術陣の力も見逃すことはできない。とくに、主人公の心理描写に赤、白、黒の色彩を効果的かつ象徴的に用いた独自の撮影は、川又昻カメラマンの力量を発揮したものであった。

「優良映画鑑賞推進事業」 昭和の名優映画祭

日時:2024年1月27日(土)
①11:40開場~、12:00開演
②14:20開場~、14:30開演
※終演時間は各日上映作品によって異なります
上映作品:①「雪国
②「伊豆の踊子
日時:2024年1月28日(日)
①11:40開場~、12:00開演
②14:20開場~、14:30開演
※終演時間は各日上映作品によって異なります
上映作品:①「五番町夕霧楼(ごばんちょうゆうぎりろう)
②「五辨の椿(ごべんのつばき)
会場:浦安市文化会館 大ホール
チケット:一般:1日鑑賞券 500円・2日通し券 800円
割引:1日鑑賞券 300円・2日通し券 500円
※市内在住、在勤、在学の方、さくらメイト会員様は割引料金とさせていただきます
チケット販売:発売日:2023年11月24日(金)10時より発売開始
前売場所:浦安市文化会館・浦安市民プラザ
注意事項:・未就学児の入場はできません
・車椅子席をご利用の方は、浦安市文化会館までお問い合わせください
お問合せ:公益財団法人うらやす財団 (浦安市文化会館) 電話:047-353-1121
https://www.urayasu-zaidan.or.jp/urayasu-bunka/1001543/1004073.html

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