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【浦安の初詣2023】清瀧神社の初詣では、神社を支える地域の“人”にもご注目!「清瀧神社を飾る会」会長さんを取材しました

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いよいよ年末年始! 今年も浦安で年明けを過ごすというアナタ、きっと初詣の計画も立てていることでしょう。浦安には三つの神社があり、「毎年この神社にお参りに行く!」と決めている浦安市民も多いと思います。

神社が1年で一番賑わう初詣。鎌倉時代に創建した堀江「清瀧神社」も、毎年大晦日の日付が変わる前から列ができ、賑わい始めます。本殿に詣でるだけでなく、ご祈祷やお守りを買い求める参拝客も多く、三が日は神主さんや巫女さんも大忙し。そんなてんやわんやの初詣、実はたくさんの地域の皆さんが支えているのをご存じでしょうか。参拝客へのふるまいや、当日の交通整理、かがり火の準備などを行なっているのが、氏子さんたちの有志でつくる「清瀧神社を飾る会」の皆さんです。そんな「清瀧神社を飾る会」の会長を務める長野さんに、お話を伺ってきました!

来年で結成20年を迎える「清瀧神社を飾る会」

「清瀧神社を飾る会(以下:飾る会)」が誕生したのは2003年。堀江の各町会から幅広く有志を募り、翌年の三社祭で宮前通りに提灯を飾ることを目標に立ち上がりました。30~40名ほどの氏子さんが所属し、三社祭には2004年・2008年・2012年・2016年と計4回参加。そのたびに提灯で清瀧神社を盛り立てます。

三社祭以外でも、初詣のふるまいや交通整理、七五三時期の車の誘導など、神社の忙しい時期には積極的にお手伝いをされている「飾る会」の皆さん。もちろんそれぞれ別にお仕事をされている方ばかりですが、落葉の時期の毎週日曜日には皆さんで集まって、神社の役員さんと一緒に朝から神社の境内を掃除しているんです! いつ行っても気持ち良く参拝できるのは、神主さんや巫女さんだけでなく地域の皆さんの下支えがあってこそなんですね。

「常に人が出入りする神社」になるために

長野さんが会長になったのは、2016年の三社祭の時。2017年からは、「飾る会」が主催で毎年6月に「こどもまつり」を開催しています。「三社祭は地域の皆さまのおかげで、黙ってても盛り上がる。でも4年に1度でしょう。お祭りのない3年間、どうやって子どもたちの思い出をつくるか、大きくなっても清瀧神社を思い出してもらうにはどうしたらいいのかを考えて、『こどもまつり』を企画したんです」と、「飾る会」会長の長野さん。

お仕事で都内へ足を運ぶこともあるという長野さん、各地の神社の取り組みを見ては「清瀧神社に活かせないか」と思いを巡らすのだそう。逆に、人の出入りのない荒れてしまった神社を見かけることも多く、人の出入りする神社にするためにはどうしたらいいのか?と常に問いかけていると言います。その答えの一つが「こどもまつり」でした。

「こどもまつりのときに、本殿にも提灯を付けたんです。『こどもまつり』と文字を入れてね。今(11月)は『祝七五三詣り』、時期によって文字を変えるんです。こうやって灯りをつけると夜も明るいから、寄りやすいでしょう」。昼でも夜でも人が立ち寄りやすい神社にするために…という長野さんの思いが、伝わってきます。

コロナ禍と神社

全世界の人々に衝撃を与えた新型コロナウイルス。2020年の三社祭はコロナ禍によって見送られ、以降2年も延期せざるを得ない状況になっています。「コロナ禍でなかなか三社祭が開催できない状況で、何かできないかと考えて。今年の梅雨明けからは、手水舎の横に風鈴の飾りを付けたんです。いろんな神社をリサーチしていたときに見つけて、ぜひ清瀧神社でもやりたいと思ってね」。そう、夏場の暑い盛りに清瀧神社の前を通ったとき、涼し気な風鈴の音色にどれだけ癒されたか…!

七五三の時期になってからは風鈴を外し、提灯を飾る仕様に変更。お正月には提灯の文字が「あけましておめでとうございます」になる予定です。 ここは写真スポットにもなっており、七五三ではこの前で撮影を楽しむご家族も多かったのだとか♪ ちなみにこの土台も、会の仲間が作ってくださったものだそうです。

コロナ以前の初詣では、「飾る会」の皆さんが参拝客へのふるまいでコーンスープを出していました。実は「幸運(コウウン)」と「コーン」をかけていた…と聞いて、みんなで大笑い! 「でも、コロナ禍でコーンスープの提供をするのはなかなか難しい。そこで、昨年からは福銭と飴をセットにした『福あめ』を数量限定でお配りしています」。「清瀧神社」と名前の入った飴も、長野さんが業者さんを探し出して特別に作ったものだそう。下の写真は昨年配られた飴ですが、今年は色がまた違うそうなのでぜひお楽しみに! 福銭はぴかぴかの五円玉。飴も福銭も全て神主さんがお祓いしています。こちらの「福あめ」は数量限定、日付の変わった12時から配布されるそうです。

2023年の初詣は?

清瀧神社では昨年同様、マスク着用・ソーシャルディスタンスを確保したうえでの参拝をお願いしています。「1月中に参拝いただければ初詣です。分散可能な方はご協力いただけたらと思います」と、宮司の黒川さん。お正月期間の授与所(お札・お守り)の開設時間は以下のとおりです。例年夕方近くは大変混み合うため、なるべく早い時間のお参りがオススメ♪

12 月31 日9 時~ 16 時
1 月1 日0 時~ 18 時30 分
※状況により早朝時間帯は閉所します
※元旦特別祈祷は12月中の受付です。詳しくは清瀧神社へお問い合わせください。
1 月2 日9 時~ 18 時
1 月3 日9 時~ 18 時
1 月4 日以降9 時~ 16 時30 分

初詣は清瀧神社へ、ぜひご参拝ください!

「神社って神主だけがやっているわけじゃないんです。氏子さん、地域の皆さんのご協力があってこそ。『飾る会』の皆さんをはじめ、地域の皆さんに支えていただいてこその清瀧神社だと感じています」と、黒川さんは話します。

左が「飾る会」会長の長野さん、右が宮司の黒川さん

「飾る会」の皆さんは、大みそかの夜10時ごろから集まり、神社の役員と共にかがり火を焚いたり、各配置で交通整理を行なったり、年明けからは「福あめ」を配ります。青鼠色に白文字の半纏を着た方がいたら、それは「飾る会」の皆さん! 地域を守る神社が大好きで、「もっともっと神社が盛り上がってほしい」という思いから、お休みの日も寒い日も活動されています。「ぜひたくさんのご参拝をお待ちしています!」と口を揃える、長野さんと黒川さん。

背中には清瀧神社の神紋、襟首のところに「飾る会」の文字があります

初詣では今年1年の健康や幸運を祈るだけでなく、楽しい行事を陰で支えてくれる「飾る会」の皆さんの活躍にも、ぜひご注目ください!

清瀧神社…浦安市堀江4-1-5 TEL: 047-351-5417
千葉県浦安三社 清瀧神社 (3ja.info)


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