浦安ってこんな街!
7.12022
この夏、浦安市中央図書館の館長さんや司書のみなさんが教えてくれた!おすすめ児童書や絵本を読んでみませんか?
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以前の記事で4月2日は童話作家アンデルセンの生誕日で【国際子どもの本の日】として制定されていること、この日を真ん中に挟んだ3月27日〜4月9日までが「絵本週間」、さらに4月23日〜5月12日までが【子ども読書の日】であることをお伝えしました。
2020年に改修を終え、リニューアルオープンした浦安市中央図書館は、蔵書数、貸し出し数の多さともに国内でも有数の公立図書館です。このたび、浦安中央図書館の館長さん、副館長さん、児童書の選書などに深く関わる児童・地域支援サービス係のみなさんが、浦安の子どもたちにおすすめしたい本を教えてくださいました!
質問させていただいたのは、以下の2点です。
Q1.子どものころ好きだった本、または子どもたちにお勧めしたい本をおしえてください。
Q2.その本をとくにどんな子にお勧めしたいですか?
中央図書館 館長・曽木 聡子さんのおすすめは『アジアの昔話1〜6』(ユネスコ・アジア文化センター/編集 福音館書店刊)
「むかしむかし……」と始まるお話の中では、いろいろなことが起きます。今ではない、時を超えたお話を楽しんでもらいたい。知っているようで知らないアジアのことにも触れることのできる一冊です。大人にもおすすめです」
「子どもの頃に大好きだった本、たくさんあるのですが…」と答えてくださったのは中央図書館 副館長・森田志織さん。その中から4冊教えていただきました。
小学校低学年の、探検や外遊びが好きな子に『たんたのたんけん』(中川 李枝子/作 山脇 百合子/絵 学習研究社)、『もりのへなそうる』(わたなべ しげお/作 やまわき ゆりこ/絵 福音館書店)。
また、本格的なファンタジーが好きな高学年以上の子どもには『冒険者たち』(斎藤惇夫/作 薮内 正幸/画 岩波書店)、『タランと角の王 プリテイン物語1』(ロイド・アリグザンダー/作 神宮 輝男夫/訳 評論社)をおすすめくださいました。
中央図書館児童・地域支援サービス係長・相馬 幸代さんのおすすめは『かもさんおとおり』(ロバート・マックロスキー/文・絵 わたなべ しげお/訳 福音館書店)。「かもの目線でボストンの街を俯瞰する絵が見事。広い世界に飛びだして行く小学校低学年の子どもにすすめたい」とコメントをいただきました。
中央図書館児童・地域支援サービス係 副主査・木村 順子さんのおすすめは2つ。
まず1冊目は『からすのパンやさん』(かこ さとし/作 偕成社)
「子どもの頃は、変わった形のパンのページが図鑑のようで、保育園の友だちと、どのパンが好きか飽きずに眺めていました。大人になって、よみきかせすると、パン屋を営業しながら子育てに奮闘するおとうさんとおかあさんがらすに共感を覚えます。親子で楽しんでほしいです」。
もうひとつは『こどものカレンダー』(かこ さとし/作 偕成社)。
5月、6月、7月のまきを載せましたが中央図書館に12ヶ月分全部揃っています。「幅広い知識が興味深くかかれています。まずは、自分のや、家族の誕生日ページからみてみてください」と木村さんからのメッセージ。
中央図書館児童・地域支援サービス係 副主査・岡本 みのりさんが「平和を願うすべての人に」とすすめてくださったのが『動物会議』(エーリッヒ・ケストナー/作 ヴァルター・トリアー/絵 池田 香代子/訳 岩波書店)。
「作者のケストナーは、大人は子どものために平和な世界を作る責任がある、と考える人でした。そして人類はそれができるという信念を持つ人でもありました」。
中央図書館児童・地域支援サービス係 司書・大竹 聡美さんのおすすめは絵本と一般書の2冊。
まずは絵本の『番ねずみのヤカちゃん』(リチャード・ウィルバー/作 松岡 享子/訳 大杜 玲子/絵 福音館書店)。「おしゃべりができるようになってきた子に、大人がよみきかせてあげて欲しいです。文の書き方に工夫がされているので、その通りに声に出して読んであげると子どもが喜ぶと思います」。
『プチ哲学』(佐藤 雅彦/文・絵 中公文庫)は「考えることが好きな子に。いわゆる児童向けの本ではありませんが、「ピタゴラスイッチ」の監修をされている先生の著作、小さい子でも楽しめると思います。大人の方にもおすすめです」。
中央図書館 総務係 副主査・大石 宗弘さんが、「3歳くらいから」とおすすめくださったのは『3じのおちゃにきてください』(こだま ともこ/作 なかの ひろたか/絵 福音館書店)。
「“みどりのみどり”からお茶にさそわれた子どもたちのワクワク感や、持ち寄った材料でケーキを作る様子が印象的です」。
児童書のエキスパートのみなさんの紹介してくださった本は、どれも興味深く、一度は読んでみたくなります! ステキなコメントをくださった中央図書館のみなさん、どうもありがとうございました。
ご紹介した本は、中央図書館のほか、お住まいのエリアや通勤・通学の帰り道にある図書館分館で予約し、受け取りすることも可能です。
・中央公民館 猫実分館
・富岡公民館 富岡分館
・堀江公民館 堀江分館
・当代島公民館 当代島分館
・美浜公民館 美浜分館
・日の出公民館 日の出分館
・高洲公民館 高洲分館
浦安駅(西友1階 行政サービス)
新浦安(マーレ1階)
舞浜(北口 行政サービス)
夏休みは図書館で本を借り、親子でたのしくおうち読書を楽しんでみてはいかがですか。
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