浦安ってこんな街!
7.222022
いざというときに、知っておきたいお葬式のこと。浦安で23年の『ふそう式典』さんに聞いてきた!
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生きとし生けるものたちの定め、それは「いずれ死ぬ」ということ。そして人の死と切っても切れないのが、お葬式です。「親が死んだら」「自分が死んだら」…縁起でもないからそんなこと考えたくない!という気持ちはと~ってもわかります。でも、後々のことを考えると、いざその瞬間を迎える前にハッキリさせておいたほうが良いこともたくさんあるんです! 浦安で23年、地元の人たちから厚い信頼を得てきた葬儀屋さん『ふそう式典』さんに、お葬式のことをいろいろお伺いしてきました。
葬儀でよくある困りごとって?
1.どこへ帰るのか
まず気になるのは、葬儀の流れとつまづきやすいポイント。事前に考えておいたほうが良いことって何でしょうか? 「人が亡くなると、まずは葬儀屋に電話します。このときに故人様のお帰り場所をお伺いするのですが、まずここでつまづく方が多いです」と答えてくれたのは、ふそう式典・社長夫人の柴崎慶子さん。現代の住宅事情では、ご遺体を寝かせておく部屋を確保するのが難しかったり、そもそも布団や座布団がなかったり、お仕事の都合でご自宅にずっと居られないといったお家も多いのだそう。「葬儀までご遺体をお預かりすることもできます。どのように送ってほしいか・送り出したいかをご家族で話しておくと良いと思います」
2.参列する方の範囲=葬儀の規模
続いては葬儀の規模。「密葬」「家族葬」「一般葬」などの種類がありますが、それによって会場設営や用意するものも変わってくるため、最初の段階で決める必要があります。「よくある困りごととしては、『家族葬でやると決めたのに近所の人が来てしまった』とか。家族葬では受付の設営やお返し品の用意はしないのが通常なので、近所の人が来てくれて香典をいただいたのにその場で香典返しができない、通夜振る舞いなどの接待の用意がない…なんていうことになってしまいます。どの規模の葬儀を行うのか、決まったら会社・ご近所・お友達などの近しい人たちには、葬家としての意向はしっかり知らせておく必要があります」
3.生前に確認しておくべき3つのこと
宗旨・家紋・本籍・筆頭者も、生前にチェックしておくべきポイントです。「たぶんこの宗派だろう、となんとなく推測で決めてしまって、実は全然違う宗派だったなんてこともあります。家紋もそう。葬儀に参列する親戚から間違いを指摘される…なんてことがあると、取り返しがつきません。家紋はお墓に彫ってあったり、お仏壇に付いていたりしますので、帰省の際にでもぜひ早めに確認しておきましょう! また、本籍は死亡届を提出する際に必要です。免許証への本籍地の記載がなくなってしまってからというもの、わからないという方も増えているので、ぜひ早めに住民票などで確認してください」
4.忘れちゃいけないお金のこと
「あとは葬儀にかかるお金。お寺様にはその場でお支払いをしなければなりません。葬儀屋への支払いはそれぞれですが、うちのように全額立て替えて後払いが可能なところもあれば、手付のような形で半額先払いのところもあります。いずれにしても大きな金額が必要になりますが、死亡届が出されると口座は凍結されますので、故人の口座から葬儀費用を工面しようと考えている場合は注意が必要です」
5.エンディングノート、書いたはいいけど…
最近書く人が増えているというエンディングノート。ここにも注意が必要だと柴崎さん。「エンディングノート、書いていたのは知ってるんだけど、どこにあるのかわからない!っていうことも多々あります。確かにエンディングノートって大事な情報が詰まっているので、簡単に見つかる場所にあっては困るんですが…信頼できる家族一人でいいので、事前に伝えておく・聞いておくと安心です。ご家族からも『もしもの時に困るから、どこにあるか教えて』と、そっと聞いてみるのもいいと思います」
『ふそう式典』はこんな葬儀屋さんです
気軽に事前相談が可能
亡くなってからお葬式までは時間がなく、どうしてもバタバタしてしまいます。そうなってから慌てないように、ある程度事前に知っておきたい…ふそう式典さんでは、そんなニーズに応えるために、お葬式にまつわる事前相談を行なっています。実は慶子さん、「経済産業大臣認可全葬連葬儀事前相談員」「葬祭ディレクター技能審査官」という専門資格をお持ちの、正真正銘葬儀のプロフェッショナル!「もう全然気軽に来ていただいてOKです! うちは賑やかな葬儀屋。『今ヒマ?』って世間話しに来る人もいるし、ワンコ見に来る人もいるし(笑)」
事前相談では、チェックしておいたほうが良い項目をリスト化。ぱっと見て確認できるのでとってもわかりやすい! 規模や費用、どんな葬儀にしたいかといった具体的なお話もできます。「元気なうちに自分で整理しておきたい」とご本人が訪れることもあれば、「実は親が余命宣告されて…」とご家族が訪れることもあるそうです。
24時間365日、真心こめた対応
ふそう式典さんを切り盛りするのは、基本社長の柴崎さんと奥様の慶子さんのお二人。大手の葬儀屋さんだと担当者が代わることがありますが、ふそう式典さんの場合は必ずお二人のどちらかが対応するため、意思の疎通が取りやすいという安心感があります。いつ訪れるかわからない“その時”のために、24時間365日対応。夜中でもお正月でも、子どもと一緒に出かけたときも飲み会の最中でも 、電話が鳴ればすぐ駆けつける…そんな体制をつくっています。「旅行は行けないですね。お友達と会う約束をしても、行けないことも多々あります。でもそういう仕事だから」と笑う慶子さん。
遺された家族の悲しみを癒す「グリーフケア」も大切にされていて、慶子さんは「いつでも連絡してきてね」と電話やLINEなどで可能な限りの対応をしています。「大切な方を亡くされるのは辛いこと。49日の納骨が近づくにつれて、寂しさが募って不安定になってしまうご遺族の方が多いんです。皆さん悲しみから抜け出そうともがくんですが、そうすると余計辛くなってしまうこともあります。『今は泣いてもいいし苦しんでもいいんです。心配しなくて大丈夫。優しい時間の流れが解決してくれるので』と伝えています」
浦安で23年。地域密着の葬儀屋さん
社長の柴崎さんは木更津出身。25年以上大手の葬儀会社にお勤めをされていましたが独立、ここ浦安で『ふそう式典』を立ち上げたのが2000年のことでした。「ちょうど浦安には知り合いの葬儀屋がいなかったので、あえて浦安を選びました。伝手がないことで苦労もしましたが、地域のお祭りやお店に夫婦で顔を出すうちに、徐々に知り合いや友達が増えていって。そこから葬儀のことを相談をいただくようになりました。一度利用してくださった方がリピートしてくださったり、口コミでご相談をいただいたり…今では浦安全域からご依頼をいただいています。浦安の人ってとっても面倒見が良い方が多いから、いつも気にかけてもらっています。本当にありがたいですね」
葬家さんに寄り添い、後悔しない最後のお別れをともに作り上げてくれるふそう式典さん。金銭的な事情で葬儀が行なえない場合はそのまま火葬する「ダイレクト葬」を提案したり、特定の宗旨・宗派を持たない葬儀ではお経の代わりに好きな音楽を流したり、コロナ禍で遠方の親族がどうしても来れないときには動画配信を行なったり…豊富な知識と経験、人脈を駆使して、限られた時間内で最善を尽くしてくれます。そんな真心が葬家さんにも伝わり、リピートや紹介を生んでいるんですね。
最後に、お仕事のやりがいをお伺いしました。「納骨も全て済ませたあと、葬家さんから『ありがとう』と言っていただくこと。大変でも、この仕事をやっていて良かったなと思える瞬間ですね。それから、例えばスーパーや飲食店なんかでお会いした方が『あ、ふそうさん。ちょっと聞きたいんだけど…』って声をかけてくださること。葬儀のプロフェッショナルとして頼っていただけることは、とても嬉しいです」
なんでも気軽に相談できて、いざというとき頼りになる。ふそう式典さんは、そんな葬儀屋さんです。今回慶子さんとお話をさせていただいて、死と葬儀に対する漠然とした不安が少し取り払われた感じがしました。事前相談はいつでも受け付け可能とのこと、直接事務所へ行くもよし(不在の場合もありますのでご注意ください)、お電話でお話を聞いてみるもよし、ぜひ不安や疑問のある方は“その時”の前に解決しておきましょう!
ふそう式典…浦安市海楽1-25-4 047-390-8824
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