北栄3丁目、やなぎ通り沿いに面した「指圧・鍼灸 さくらテラス」は2023年6月にオープンした指圧・鍼灸治療院です。名前の通り、一息つきたくなるようなテラスが通りに面しており、扉を開くと千葉覚(ちば あきら)院長と受け付兼オーナーの千葉佳世子(ちば かよこ)さんが温かく迎えてくれます。

お会いして間もないのに、なんだか友人夫婦宅に遊びに来たような雰囲気を持ち合わせる素敵なお二人。そんなご夫妻は「未病」の方が沢山周りにいることを感じ、自分たちが持っている東洋医学の知識や施術を通して「自然法則にさからわない暮らし方」を共有してくれる、止まり木のような場所であり、駆け込み寺のような治療院。今回は現代病でもある隠れ「未病」についてお話を伺ってきました。

昨今増えているのが、不調を感じて病院へ行くけれど病名もつかずに治らない…と悩む方。問診をすると自律神経の乱れから起きてしまった不調の一つと考えられます。東洋医学では、『まだ病気には至っていないが体調がすぐれない、病気と健康の間の状態』を『未病』と呼びます。。眼を酷使しながら長い時間机仕事を続ける、気持ちの余裕なく分刻みで働き続ける、寝不足や運動不足を過食で補おうとする、などなど心当たりはありませんか？」と千葉院長。めちゃくちゃあります…。特に過食はストレス発散の一つとして、むしろ自分の欲を満たすために良い事だと思っていました…。食べ過ぎはよくないって知っていても、食べずにはいられなかったり、子育てと仕事の両立で座る暇もないほどに走り回っている方や、不眠に悩んでいる友人がいたり…。自分だけでなく、現代に生きる人にとって皆当てはまっているような気がします。

「私たちの暮らしは昔に比べて格段に便利になりました。それは素晴らしい事である一方、便利さと引き換えに、生きものとしての人間にとっては不自然な生活であり、そのため眼の疲れや頸肩腰の痛み、緊張性頭痛、倦怠感、不眠、不安感など、原因に心当たりがない咳や腰痛といった病名がつきにくい症状を訴える方が増えています」。

特に女性は体の変化は付きもので、歳を重ねたせいだと決めつけることもしばしば。また毎日をこなすのに必死で、自分の身体と向き合う時間をほぼ取れない方も多いのではないでしょうか。もともと千葉院長はサラリーマンをされていましたが、ご家族の長期入院をきっかけに東洋医学に触れ、健康で過ごすことの重要性を痛感されたんだそう。自分たちの生活を見つめ直し、食べることも見直すようになったんですって。自身の畑で有機野菜を耕し、土をいじることで自然でいることの難しさを勉強しているとか。かなりストイックな暮らしをしているだろうと思いきや、疲れた日は無理をしないで、値下げシールの付いたお惣菜を見つけるとラッキー！と、小さな楽しみを見つけられるように、心までも前向きに変化をしていったと話してくれました。

奥様の佳世子さんは元々病院勤務の介護福祉士として活躍されていたので、車いすの方でも手引き歩行が可能であれば施術も可能とのこと。介護福祉士さんがいるだけで心強いですよね。

症状を改善していくには自分の「身体以外に心がほぐれること」も大事だと千葉院長は話します。「初めて行く場所は特に、話をするだけでも緊張してしまいますよね。心が開いていないと身体の緊張をほぐすことが難しいこともあります。
そんな時はできる限りお話を伺い、心もほぐれるように施術ベッドには電気マットを引いたり、またこの時期は赤外線灯を使用したりと、外側からもホッとしていただけるように工夫しています」。さらにその方の生活習慣のお話をすることで、負担がかかる箇所を見つけてくれるので、意外な場所が悲鳴を上げていることが分かることもあるんですって。何よりも心が開きやすいお二人の雰囲気も◎で、おだやかな空間でゆったり施術を受けられます。

90分の施術を体験をさせていただきましたがまさに天国！全身くまなく、辛い箇所は念入りにほぐしていただき、施術後の自分は緩みすぎた顔をしていました…。痛みに強い方ではありませんが、揉み返しがなかったことにも驚きました。詳しくはＷＥＢ記事にてご紹介していますので、左のＱＲコードからチェックしてみてくださいね。　ご夫婦が営む小さな治療院だからこそ、「気持ちが少しくたびれたかな」と思ったら「さくらテラス」の扉を開けてみてはいかがでしょうか。

指圧・鍼灸さくらテラス
浦安市北栄 3-27-3
090-1240-3273
11:00～13:00
14:30～20:00（受付終了）
定休日：火曜、金曜、不定休

１月第２週から休診日が変わりましたのでご注意下さい。

※この内容は、フリーペーパー「浦安に住みたい！」2024年1-2月号に掲載された内容です。
※フリーペーパーに掲載されている日程が変更になる場合があります。最新情報はそれぞれの店舗・主催者にご確認ください。