まだまだ浦安には美味しいアップルパイがたくさんある…！ 今回ご紹介するのは、浦安で創業49年を迎えるパン屋さん「ピエモンテ」さん。老舗パン屋が自信を持って提供する、【浦安アップルパイ探訪 vol.3】です♡

二代目が切り盛りするピエモンテさん。午前中の来店が断然オススメ！

猫実2丁目、みのり保育園の隣にお店を構える「ピエモンテ」さん。店頭に立つ陽気なおっちゃんが目印！ 創業49年、現在では二代目店主・近藤さんが切り盛りされています。店舗での販売以外に、地元スーパー・木田屋さんをはじめ、保育園・幼稚園や都内の病院・社員食堂などにも卸している、信頼のおけるパン屋さんです。

ピエモンテさんの朝は早く、お店のオープンは8時半。近藤さんはなんと朝2時半(朝というより深夜？)からお店に入り仕込みをするのだそう！ お買い物をするなら断然午前中がオススメ。早めの時間帯にはパンがずら～っと並んでいますが、お昼をはさむとパンの種類はグッと少なくなります。特に土曜日はお昼前に完売してしまうことも多いので、ぜひお早めに！ 「お昼過ぎにしか行けない～」という場合は、お電話でのパンの取り置きも可能です。

お店に並ぶのは、食パン・バケットなどの食事に合わせるパン、ボリューミィな総菜パン、あんぱんやクリームパンなどの甘いパンなどなど、多種多様。美味しさの秘密を伺うと…「他のお店との違いで言うと、ルヴァン種を使っていること。機械で温度管理をすることで、菌を良い状態にしています。使い始めてから15年来継ぎ足しで使っている、秘伝のタレならぬ秘伝のタネですね」。生地の伸縮性が良くなるというルヴァン種、もっちり美味しいパンが焼き上がるというわけ！ どのパンにもルヴァン種が使われているそう。「あとは製法ですね。パンっていろんな作り方があるんですけど、うちでは時間をかけるところはかけ、手間をかけるところはかけて作っています。その違いというのは美味しさに表れているんじゃないかな」

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そんなピエモンテさんのアップルパイは、生地が主役！

ピエモンテさんのアップルパイ（1ピース280円）は、20年ほど前から商品化。夏を超え、涼しい季節になると登場します。「うちは通年商品が多いので、季節モノはちょっと珍しいかな」と近藤さん。大体10月ごろから春先まで店頭に並びます。一番のこだわりは、発酵バターと北海道産の小麦粉を使った生地。パイなので発酵はさせませんが、ピエモンテさんのパンの肝であるルヴァン種も少し配合しているそうで、伸びの良いパイが出来るのだそう。「折りパイの製法で作るのですが、生地を寝かせて折って、また一晩寝かせて折って…という工程を4回ほど行うので、1日じゃ出来ない。発酵を見極める手間はないのですが、時間がかかるので、一度にたくさんは作れないんです」

そうして手間ひまかけて作ったパイ生地に、1/4に大きく切ったりんごをゴロッと乗せて、オーブンで焼き上げます。大体１ピースにりんご1/2個くらいが入っているんですって！ シナモンを使わないのもピエモンテ流。「子どもからお年寄りまで、老若男女に美味しく食べてほしい」という気持ちの表れです。

そんなアップルパイにかぶりついてみると…ん～～～、口から鼻まで駆け抜ける、バターの芳醇な香り！ そしてこのパイ、サクサクなのにしっとり＆ほのかなもっちり感♡ パイ生地ってかぶりつくとボロボロ崩れてお皿やテーブルが大変なことになる…というイメージがありますが、ピエモンテさんのアップルパイはそうじゃない！ これはルヴァン種が入るからこそかもしれません。柔らかでしっとり甘いりんごを、そんな伸びの良いパイが優しく包み込んでいる…りんごがどれだけ大きくても、この包容力なら安心です。厳選された材料を丁寧に折り伸ばしたパイ生地の、懐の深さたるや。このパイ生地は、アップルパイ以外で使われることはほぼないのだそう。ぜひ一度味わってみてほしい！

これからの寒くなるとパンの季節♪

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これから寒くなる時季には、バケットがオススメ。シチューやスープと一緒にいただけば、体の芯から温まりそうですね。また、秋冬限定でシベリア（カステラにあんこをサンドしたもの）が登場する日もあるそうです…！ こちらは出会えるかわからない幻のパンとのこと、ぜひ店頭で見つけたらゲットして☆

「これからも現状を維持しながら、美味しいパンをきちんと作っていきたい」と近藤さん。実は現在、近藤さんの息子さんが三代目を継ぐべく修業中なんです！ この先も変わらぬ美味しさを、猫実2丁目のピエモンテから発信してくださることでしょう。

ピエモンテ…浦安市猫実2-4-8　047-351-0715　第二・第四・第五土曜、日祝休
8時半～18時（なくなり次第終了）
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