『肉じる』と聞くと、「牛丼つゆだく大盛」みたいな非常にジャンキーなイメージをしてしまいませんか？ 少なくとも私はジャンクフードだとばかり思っていたのです。が、今年1月、猫実の『BAR CHINON』さんのお昼時間にオープンした肉吸い『肉じるや3』さん。ここで人生初の『肉じる』を食したのですが、そんなジャンクなイメージとは全く違う、カラダに優しく染み渡る美味しい食事だったのです…！ 早速取材をさせていただきました！

猫実の宮前通り沿い、中華料理『春香』さんの2階に『BAR CHINON』さんがあります。

お昼時間には、こうして『肉じるや3』の看板が出ているのでわかりやすい！

階段を上り、ドアを開けると…（ドキドキ）

さすがBAR。昼ですが、しっとり大人な雰囲気が漂っています。

店内はカウンター9席。もともと13席のところ、コロナ対策で間引いているのだそう。BARなんてなかなか来れないので、もうこの雰囲気にドキドキしちゃいます…！

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お昼のメニューは3種類。「肉じる」「牛すじカレー」「角煮」から選びます。「角煮」も人気が高いそうですが、やっぱりお店の名前にもなっている「肉じる」を最初に食べたい！！ 「肉じる」お願いします！

まず出てきたのはサラダ・お新香・小鉢。この小鉢は日替わりなのだそう。「肉じるだけだと野菜が足りないかな？と思って。テレワーク中のお昼に来てくださる方も多いです」と、『肉じるや3』店主の小野さん。ランチでこういうちょっとしたおかずがいただけるのは嬉しいですよね♪

そしてこちらが『肉じる』です！ すっごく良い香り…！

オススメの食べ方は、ごはんに卵と肉汁をぶっかけるスタイルとのこと。行っちゃいます！！

ドン！

ドバー！ いただきまーす！

…鰹のダシがめちゃくちゃ効いてる。牛肉はとっても柔らかくて、鰹のダシを含んだ汁と絡まり合ってすごく旨い。ここへ九条ネギの甘味と香りがイイ仕事してます。これが長ネギだとどうしても辛味や臭みが先に立ってしまって、こうはならない気がする。生卵を絡めてごはんも一緒にかっ込めば、もういろんなものの旨味がどっと口の中へ押し寄せてきて、もう幸せがあふれ出す感じ…！ 肉じるってもっと味が濃くて肉肉しい食べ物かと思ったのですが、これならちょっと食欲のない時にもさらりと食べられそう。鰹から牛肉からお米まで、肉じるや3さんのこだわりがギュッと詰め込まれた新感覚ごはん、とっても美味しかった～。ごちそうさまでした！ ちなみにテイクアウトも可能です。

肉じる（肉吸い）の起源は大阪。吉本新喜劇の前にあったうどん屋さんで、俳優さんが「肉うどんのうどん抜き」と注文した…というのが始まりだそうです（Wikipedia参照）。「大阪に旅行したときに、初めて肉じると出会って。2泊3日で行ったんですが、美味しすぎて3回食べたんです(笑)」と小野さん。当時勤めていたレストランを辞め、肉じるを習得するため大阪へ。修行を終え、2010年に神田で『肉じるや』をスタート、のちに赤坂へ移転します。「お昼に肉じるやをやりながら、CHINONさんで夜働いていました。でも赤坂の間借りが継続できなくなってしまって…以前から浦安で肉じるやをやりたい！という気持ちがあったので、浦安で物件探しを始めました。でも物件が見つからないまま年を越してしまって。今年に入ってすぐ、時短要請でCHINONさんのBAR営業が難しくなってしまったときに、オーナーの鈴木さんから『ランチで肉じるややってみる？』と声をかけてもらったんです。それでこちらに間借りしてオープンすることになりました」

オープンから2か月。前のお店からのお客様、BAR CHINONさんのお客様、SNSで見つけて来店してくださるご新規さん…様々な方が訪れる『肉じるや3』さん。今では週3で通ってくださる常連さんもいらっしゃると言います。肉じるを食べたあと、このBARのしっとりとした雰囲気の中で、お酒を飲むことも可能。

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ゆくゆくは間借りではなく自分のお店を持ちたい！と、現在も浦安でテナント探しをされているのだそう。「浦安の人たちはみんな優しくて、大好きな街です。ここでこれからも肉じるやをやっていきたいです」と小野さん。メニューも今後増える予定とのこと、これからの『肉じるや3』にもぜひご注目くださいね！

肉じるや3…浦安市猫実4-20-10-2F BAR CHINON内
11時半～15時（LO14時）、水曜定休
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※ランチタイムに限り、047-381-1333 でテイクアウト受付しています。（11時半～13時半、受け取り14時まで）バーシノンと電話に出ますが、肉じるやテイクアウト予約できます！

【肉じるや3　感染拡大防止対策チェックリストはこちら】