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G.W後の疲れた体に良質な音楽を! 市内で音楽活動を続けて9年になる、音楽家たちの音(おん)がえし

音楽が好きな方は多いと思います。皆さんはクラシック音楽を楽しんでいらっしゃいますか? クラシック音楽って「ちょっと堅苦しそう…」というイメージを持つ方もいるかもしれません…。
浦安市内では音大や音高を目指している若者を支援する「若い芽うらやす」という団体があるそうです。「若い芽うらやす」で学び、育っていったメンバーが時を経て結成したアンサンブルグループ「ciel」シエル。メンバーは皆さん女性で、中には子育て真只中の方もいるとか! シエルの活動は親子へ向けたクラシックコンサートが中心ですが、今回は大人のためのコンサートを開催されるようなので「コンサートやクラシック」について色々聞いてきました。

シエルは結成されて約9年と伺いましたが。

「えっ! もうそんなに経つ?(皆笑)」とちゃめっけたっぷりにお話してくれたのが、ヴァイオリン奏者の市川友佳子さん。市川さんだけでなく「9年もたつのね…」と、皆さん驚いていました!

アンサンブルグループとして活動されていますが、市内で声楽の入ったアンサンブルグループは珍しい様な気がします…。

「言われてみればそうかもしれない…アンサンブルグループは結構いますが、器楽だけはあっても声楽の入ったアンサンブルグループはないかもね…」と真摯に答えて下さったのが、チェロ奏者の北嶋愛季さん。
「色んなニーズがあり、応えられます。それを意識したつもりはないけれど、結果的に良かったかも知れないよね~」。「このごちゃごちゃ感がいいかもね!(皆笑)」と市川さん。

北嶋さんは2017年からメンバーに加わったそうですが。

(北嶋さん)「学生時代に『若い芽うらやす』に所属していて、みんなとは昔からの仲間でした。途中ドイツに留学することになり去年帰ってきて、戻ってからメンバーになりましたね。『帰ってきたな~』と実感しています。」(笑)

ドイツの音楽環境、特に子供に向けた環境は日本と違いはありましたか?

(北嶋さん)「ドイツは日本に比べると気軽に音楽を楽しめる環境が街中にある気がしました。主に教会が多いので親子で楽しめる無料のコンサートはしょっちゅうやっていましたね。クラシックに限らず、色んなジャンルの音楽が街中から聞こえてきます。意識をしなくても音楽が耳に入ってくる感じでした」。
意識をしなくてもそういう環境があるといのはうらやましいですよね!

結成当時から、子供に向けた活動をされているのですか?

「子供のためのコンサートは昔からよくありましたが、子供と親が一緒に楽しめるクラシックコンサートは少ないように思えていました。親と子供、おじいちゃんやおばあちゃん、家族全員で楽しめるプログラムを作りたかったんです」。と教えて下さったのはソプラノ歌手の巽順子さん。
「現在、0歳から未就学までのお子様と保護者の方を対象にした親子イベント『にじおと』というコンサートを開いています。コンサート前に数日に渡ってセミナーをやり、そこでは主に楽器に触れてみてどんな音が出るのか様々な体験・体感をしてもらい、それからコンサートを観てもらいます」。

妊娠中も赤ちゃんにクラシックを聴かせると良いとか、モーツァルトが良いとか言いますよね、その延長で生まれてからも子供にクラシック音楽を聞かせたほうがいいのでしょうか?

(巽順子さん)「そうですね、クラシック音楽に限らなくてもいいと思いますが、私たちは生の音を体感してほしいという思いがあります。今の時代はPCやスマホでいつでも好きな音楽が聴けますよね。そうではなくて生楽器の響きだったり、息継ぎある歌声を五感で感じてほしい、空気の波を感じられるのは生でしかないんですよね」。
(市川さん)「うんうん。後は親が楽しんでいると子供も楽しいと思えますよね。同じ時間の中で、同じ感動を得られるし、また親同士の出会いもあります」。

「クラシックコンサート」と聞くと「なんだか難しそう」と感じる方もいらっしゃいますが…全く知らなくてもコンサートに行っても良いのでしょうか? クラシックの楽しみ方を教えて下さい。

(巽順子さん)「もちろんです! むしろ何も知らない方に聴いてほしいと思います。先入観なしに聴けますしね。クラシックって『こうあるべき!』と、身構える必要はないので単純にこの楽器の音が好きだなと、自分の感性で楽しめるものでもあると思います」。
(北嶋さん)「何しろクラシックはバロック時代と言われる1600年代以降、いえもっと前からある歴史のある音楽なので、数えきれないほどの楽曲があります。その中でお気に入りの一曲を見つけるのも楽しいですよね」。

毎日忙しい日々を送られていると思いますが、活動を続けられているパワーはどこから来るのでしょうか?

「演奏会はとても充実感を感じます。その中でやっぱり反省もあるし喜びもあります。次はこうしよう、ああしたいよねと、ワクワクしながら次に向けて進める!」と、ソプラノ歌手の大島智恵美さん。「感動の共有ができる事が素晴らしいし、伝わったと思うと、もっと伝えたい! と思える」。
(北嶋さん)「お客さんの感触が病みつきになるんです。顔を見ていると伝わるんですよね。私は一度浦安を離れてしまっていたから、より音楽で浦安の方と繋がりたいと思うようになりました。音楽を通して豊かな人生を送ってほしいなと、この活動は続けたいです!」

今回は2回目となる「ほしおと」、どのような方に聞いてほしいですか?

(巽順子さん)「大人向けではありますが、学生券を設けていますので若い世代の子供たちにも観て聴いてほしい内容です! 映画のBGMにスポットを当てて『どこかで聴いたことのある曲!』と、映画好きの方にも観て頂きたいです」。
まだコンサートまでは時間があるのでプログラムの中に出てくる曲の映画を観てからでもより楽しめそう!

「ほしおと」の曲目プラグラム(一部)ではどんな映画のBGM?

1、J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番よりプレリュード
「エヴァンゲリオン」より

2、F.ショパン:バラード 第1番
「戦場のピアニスト」より

3、N.パガニーニ:24の奇想曲 op.1 第24番
「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」
より

4、W.A. モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より 手紙の二重唱
「ショーシャンクの空に」
より

5、H.マンシーニ:ムーンリバー 1961年
こちらは皆さんご存じの「ティファニーで朝食を」

*ステージ内容の一部です。

(巽順子さん)「映画の場面についてのお話を取り入れた、約2時間(休憩20分)のステージを予定しています。クラシックを知らなくても誰もが聴いたことのある曲、耳馴染みのある名曲をお届けします」。
ただのクラシックコンサートではないところが、私のような初心者には行きやすいですし、聴きやすいのではないでしょうか。意外にも映画で使われているクラシックって多いのですね。映画を思い浮かべながら、生の音楽を楽しめるなんて、なんと贅沢な時間なんでしょう! シエルは器楽だけではないです、声楽も入っていますから歌曲も聴くことができますよ!

皆さんに伺います。クラシック音楽の魅力を教えて下さい。

(大島さん)「私はクラシックばかりやってきて狭い世界にいると思っています。けれど音楽を通して世界が広がったとも感じています。曲の背景を勉強することで当時の文化を知ることになります。演奏を通じて人との繋がりも出来ます。自分の世界を広げてくれるところが魅力です」。
(北嶋さん)「現在する最古の楽譜は9世紀頃のもの、そこから歴史が始まりいまだに人々に愛され演奏されています。それだけでも魅力ですよね。時代は変わっているのに、伝統を次いで紡いでいることが素晴らしいなと思いますね」。
(市川さん)「楽譜しか残っていないので作曲家だけしかその曲の正解はわかりません。決してゴールはないですし、イメージすることができる。見えないものがあるからこそ楽しいですよね」。
(巽順子さん)「クラシック奏法は自由度が高いような気がしています。曲を語るよりもその人の人生が音楽に反映されているような、自分なりの演奏もできるし、新しい発見も常に生まれていくので観ているだけでも楽しいですよね」。

皆さんにとってシエルとは?

「それぞれソロでも活動をしているので、知らない世界をみんなそれぞれ持っています。音楽家として刺激をもらえます。役割は別々ですが同じコンセプトの下で切磋琢磨し合える。学生時代とは違い、音楽に対するアドバイスをもらえることも減ったように思えます…。言いたいことが言い合える友達でもあり、ライバル同士でもあり、音楽家でいられる。『若い芽うらやす』でお世話になった学生時代を含め、ここで育った5人だからこれからも浦安でクラシック音楽を伝えていきたいです!」

今回ピアニストの巽祐子さんはお仕事のためお話を伺うことはできませんでしたが本当に皆さん仲が良く、取材当初緊張していた私ですが、話し始めて数分にはシエルの温かい雰囲気に包まれ取材を続けることができました。私のお粗末であっただろう分かりにくい質問も快く対応してくださいました。シエルの皆さん本当にありがとうございました! もっともっとお話を聞きたかったです!
子供の頃からの仲間でありライバル、人生で個々様々な経験をされ新たな音楽にチャレンジしていく、シエルにしかできない、シエルにしか出せない音をきっとこれからも紡いで行くのだろうと思いました。コンサートを軸に活動されていますが、依頼演奏も受けているそうです。来年は10年目、これからの活動も期待せずにはいられません!

「ほしおと」コンサートvol.2 ~音楽でめぐる映画の世界~

日時: 2018年5月20日(日)開場 13:30 開演 14:00
出演: ciel シエル
会場:

浦安文化会館 小ホール(JR京葉線新浦安駅よりバス利用)
〒279-0001 千葉県浦安市猫実1-1-2
電話: 047-353-1121

料金:

入場料:一般2,500円(前売り2,300円)
学生券:1,500円(未就学児入場不可)
公式HPからチケットのお買い求めの方はこちらから
パスマーケットからチケットをお買い求めの方はこちらから
*浦安市文化会館窓口でもお買い求めいただけます。

主催: ciel
https://ciel-nijioto.jimdo.com/
後援:

公益財団法人うらやす財団、若い芽うらやす、桐朋学園音楽家同窓会

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