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マヨネーズ作りから、美しい盛り付けまで…ホテルシェフに教わりながら、小学生が調理実習に挑む!!

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小学校の頃、家庭科の授業で誰しも経験したであろう『調理実習』。私はハンバーグを作ったような覚えがぼんやりとありますが…なんと美浜南小学校では、浦安ブライトンホテル東京ベイのシェフが料理を教えてくれるというスペシャルな調理実習が行われているのだとか!? 何それ気になる! 私にも教えて欲しい!!ということで、取材にお伺いしてきました。

まずはシェフの実演。鮮やかな包丁さばきと流れるトークに、小学生も興味津々!

ホテルシェフが教える小学校家庭科調理実習』と題された今回の企画は、ブライトンホテルの「食育」をテーマにした地域交流活動の一環。2000年に第一回が行われてから毎年開催され、今年でなんと19回目! 今では美浜南小学校の卒業前の恒例イベントとして、楽しみに待ってる児童が多いのだそうです。作るメニューは『鮭のガレット タルタルソース添え』と『彩り野菜とパスタの具いっぱいの食べるスープ』、メニュー名だけでも美味しそう…!


取材に訪れた日は、6年1組の子どもたちが真剣な表情でシェフの話に耳を傾けていました。調理実習に入る前に、調理の流れの説明を受けます。「まずは時間のかかるスープから。食材を同じ大きさに切ります。食材によって火の通り方は違うのだけど、全部同じ大きさのほうが見た目がキレイでしょう。同じ大きさに切るコツは…“慣れ”かな」。
 
緊張気味の子どもたちから、クスクスと笑い声が漏れてきます。トントントン、とリズム良く包丁を動かしながら、調理のポイントやなぜこの工程が必要なのかを詳しく解説してくれているのは、『浦安ブライトンホテル東京ベイ』宴会料理長の篠崎さん。「見る」「聴く」「嗅ぐ」「味わう」「触る」…五感を使って料理をしていくことの大切さを、子どもたちに教えてくれます。


大きなノルウェーサーモンの解体が始まったときには、お手伝いに来てくださった保護者の方からも「わあ~!」と歓声が上がりました! 調理実習で使う鮭は既に1cm角に切ってあるものですが、こうして実物を見ると全然実感が違いますね。食材が元々の姿からどのように加工され、売られ、私たちの口に入るのか…さすがにこのサイズの鮭は一般家庭ではなかなかさばけませんから、ホテルシェフが教えてくださるとっても貴重な機会です。

鮭のガレットに添えるタルタルソースは、なんとマヨネーズから手作りするというから驚きです!

「『乳化』と言ってね。料理は化学変化でもあるので、油は必ず少しずつ加えること。一度にいっぺんに加えると水と油に分離しちゃうから、気をつけて。油とビネガーを交互に少しずつ入れながらかき混ぜていくと、うまく乳化します。乳化すると、ほらさっきまで黄色が強かったのに、白くなっているでしょう」。

 
そして最後の盛り付けの指導では、「自分たちの好きなように、表現してみてください!」。さあ、子どもたちの実践が始まります!

子どもたちの奮闘、そしてホテルスタッフのテンポの良いアドバイス!

「まずは野菜を切る人とサーモンを混ぜる人に分かれて!」。シェフを含め4人しかないホテルスタッフさんが、7班に分かれた子どもたちに指示を出します。お手伝いに来てくれた保護者の方も一班に一人ずつついてくださり、調理開始! 学校ですから調理時間、そして食べる時間も限られています。

包丁の使い方はどの子も難しそう…。特に固いもの(人参、じゃがいもなど)やベーコンは切りづらいようで、苦戦している子が多かったです。ホテルスタッフさんや保護者の方が目配りをしてくれているので、ちょっと危ない使い方をしている子のところにはすかさずヘルプに来てくれます。
 

にんにくとベーコンを炒め始めると、家庭科室に美味しそう~な香りが広がります!

「いい匂い!」「お腹すいた~」と子どもたち…まだ序盤、がんばろう!

「ベーコンまだ?」「こっち手伝って!」「ねえ、そろそろトマト入れたほうがよくない?」…子どもたち同士の会話も熱を帯び、いつの間にやら家庭科室全体に不思議な一体感が生まれています。写真を撮りにウロウロしているだけの私も、なんだか汗ばんできました。

サーモンはほうれん草と混ぜてガレット用の丸い型に詰めていきます。一番早く終わっていた班の女の子に聞いてみると、「ほうれん草を最後まで詰めるのが難しかった!」とのこと。
 
詰めたサーモンはそのままフライパンで焼き色を付けるのですが、ひっくり返すのがまた難しい…。「えっどうやってひっくり返せばいいの?」、すかさずホテルスタッフさんが「ちょっと熱いけど、こうやって…」ヒョイといとも簡単にひっくり返してくれたのを見て、「すご~い!」と子どもたち。やってごらん、と促されて自分でもチャレンジしていました! 

マヨネーズ作りは意外と鬼門。ずっとかき混ぜていなければならないし、見た目以上に重たくて力仕事なのです。男の子たちが交代でかき回してる班が多かった印象。
 
ある程度できてから味見をしてみて、「すっぺ~!!」「マズイ」。どれどれ?と見に来た先生も、「確かに…ちょっとね(苦笑)」。…頼りなるのはやっぱりホテルスタッフさんたち、塩や胡椒を加えたりかき混ぜたりして味を調えてくれていました。

年によってもクラスによっても差があるのだそうですが、今日のクラスはテキパキしていてなかなか優秀とのこと。ほぼ時間通りに出来上がり、盛り付けも個性豊かでした!
 
こうして撮ってみると、どこのレストランかしら?と見紛うほど。盛り付けを担当していた女の子に写真を見せたら、「わあ~、すごくキレイ! こんなふうに撮れるんだ」と驚いてくれました。

みんなで会食&閉会式では、感動の一幕も…

ホテルスタッフさんの「やりすぎずやらなすぎず」「うまく子どもたちを乗せて促す」丁度よい按配の手助けには、普段から子どもたちと接し慣れているのかしら…?と思ってしまいます。気になって聞いてみると、この調理実習に毎年来ているスタッフさんや、お子さんのいらっしゃるスタッフさんもいるのだそうです。それにしても! きっと普段のお仕事でも、スタッフ同士のコミュニケーションや後輩への指導を大切にされている職場なんだろうな…と感じました。

 
みんなで作った食事を持って、上の階へ移動します。そこはなんと、ステキに飾りつけされた図工室! 取材に訪れたもののほぼ部外者同然の私ですが、子どもたちと先生が一生懸命手作りしてここを整えたのかと思うと、なんだか感動してしまいました。

ここに作った料理と給食を並べ、ホテルスタッフさんも一緒に「いただきます!」。かれこれ●年ぶりに見る給食に、懐かしさを禁じ得ません。紙パックになっているとはいえ、やっぱりコーシン牛乳なんだ…。
 

各テーブルには招かれた先生たちや、市民大学の方の姿も。「美味しいね! このスープ、誰が味付けしたの?」「この鮭のガレット、どうやって作ったの?」と質問も飛び出します。それにちょっと照れくさそうに答える子どもたち…。スープは班によって味が全然違うそうで、別の班と交換している姿も見られました。

食事の後、浦安ブライトンホテル東京ベイの副総料理長・福岡さんから『認定証』が贈られます。
 
続いて、子どもたちから花束の贈呈と、歌のプレゼント。どの子も一生懸命歌っていて、目頭が熱くなりました。
 

もうこの春には小学校を卒業し、中学生になる子どもたち。第一線で活躍するホテルシェフによる調理実習は、きっととても良い経験になったことでしょう! 卒業後の活躍も、とっても楽しみです。児童の皆さん、ホテルスタッフの皆さん、お疲れ様でした!

浦安ブライトンホテル東京ベイ…浦安市美浜1-9 047-355-7777(代表)
★今年25周年を迎える『浦安ブライトンホテル東京ベイ』。レストラン、ブライダル、宿泊などでも25周年特典がたくさんあります! 詳しくは25周年特設サイトをご覧ください。

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