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浦安ってこんな街!

ご主人の優しさに心も体も温まる…浦安の街と人に寄り添う、通いたくなる蕎麦店。【浦安への想いをこめて…『蕎麦うらやす信や』】

 猫実にある「蕎麦うらやす 信や」。大きな暖簾をくぐると、お蕎麦屋さんではないような、落ち着いたゆったりとくつろげる空間が広がっています。

ゆったりと座れるカウンター席。奥には6 人までOKの小上がり席もあり、お子様連れでお食事をするファミリーも多いそう。お昼はママたちで賑わうことも。

 取材に訪れたのは冬の早朝。お店では築地の仕入れから帰ってきたご主人の内田さんが、蕎麦打ちの準備をしていました。「寒いのにありがとね!」仕込みのため冷たい水で自分の手を真っ赤にしながらも、取材に来た私を気遣う言葉が優しくて、心の中がほっこり温かくなりました。お邪魔にならない程度にと、蕎麦打ちの様子を見させていただきました。「その日の気温や湿度で割り粉の量は変わるんだけど…うちはいつも一握り程度かな」大きな朱色のたらいに盛られた蕎麦粉に一握りの割り粉を加え、少しずつ丁寧に丁寧に練っていきます。最初はサラサラだった粉がどんどん束になり、いつのまにか一つの塊に。ぐっぐっと力を入れて練る内田さん、とても寒い日だったのに額には汗が光っていました。

 「お客さんたちに、浦安の方々に育ててもらったお店だから、その恩返しをしたいんです」。育ててもらったとは…お伺いをすると、「お店は5年目になるのですが、実はオープンしてすぐにお休みしなければならない時期があって。2年後くらいからちゃんと開けるようになったのですが、お客さん来てくれるかな…って心配していました。でも、浦安の人って本当に温かいですよね。今までのお客さんがもう一度来てくださって! すごく嬉しかったです」。人の温かさに触れて、内田さんの気持ちにも変化が生まれました。「それから、お客さんに色んなアドバイスをいただきました。浦安は漁師町だったから味付けはちょっと濃い目・甘めがいいとか、こんな一品料理やメニューを作った方がいいとか。『鍋焼うどん』もそんな声から生まれたメニューなんですよ」。

鍋焼うどん 1,850 円 つるんとのど越しのいい細打ち麺。食べ進めると身体の芯からポカポカ温かくなってきます。丁寧にとられたカツオ出汁のおつゆが優しい味わいです。

 冬季限定の鍋焼うどん、ぐつぐつと煮立つお鍋は見るからに身体が温まりそうです。春菊やきのこ、大きな海老天ぷら2本等の具材がどっさりのせられて、その下に隠れたうどんは内田さんが手打ちしています。

「『味が良ければお客さんはついてくる』そんなことをオープンしたての頃は思っていたのですが、大きな間違いでした。お店は人対人なんだと、お客さんが気付かせてくれました。だから、本当の意味でお客さんに寄り添うお店にしていきたいと思っています」。オープンキッチンだからお食事をするお客さんの顔がよく見える、美味しそうに笑顔で食べてくれる顔を見ると嬉しくなる! と内田さん。『分かって』ではなく『伝えたい』という気持ちが強くなり、どんなに忙しくても丁寧に、一皿ひとさら想いをこめて料理に向き合っているといいます。真面目で、お蕎麦に関してずっと一筋に修行を積んできた内田さんを、取材中、偶然お店に蕎麦粉を届けに来た粉屋さんも「信やさんが仕入れてくれる蕎麦粉は絶対に間違いがない。仕入れの自信にも繋がるんですよ」と、その腕に太鼓判を押されていました。

信やのご主人と奥さん。夫婦二人三脚でお店を切り盛りします。大変なときを支えられた奥さんに「頭があがらないよ! 」とご主人。仲睦まじくお二人で頑張る姿に、心から応援をしたくなりました。

 そうそう! 常連さんの中には『これを目当てに』という方がいる「わらび餅」も、是非味わっていただきたい逸品です。口の中でとろけて無くなる新食感に驚きます。お腹いっぱいだったはずなのに、その美味しさから「お腹すいてきた!」と思うほど…。優しい甘さがクセになりそうです。

わらび餅 400 円 本わらび100%使用。楊枝でつかむとモチモチ、なのに口の中ではとろけてしまう…この食感は新しい!

 綺麗な緑色の蕎麦の実を石臼でひき、夏の暑い日でも冬の寒い日でも、毎日蕎麦を打つ︙大変な作業にも関わらず出来るのは『美味しいものを、美味しい状態で食べて欲しい』という内田さんの情熱と、浦安の人を想う心があったから。真面目に真摯に優しく、蕎麦と人と向き合うお蕎麦屋さん…そんなお店が浦安にあることを、嬉しく思いました。

蕎麦うらやす信や…浦安市猫実5-12-8 DMビル1F 047-321-4737
11:30 ~ 14:30/18:00 ~ 22:00 月曜定休

 

※この記事は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」1・2月号に掲載された内容です。

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