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浦安ってこんな街!

住み慣れた地域で、両親と生活する…最期まで自分らしい生活を 送ってもらうことが、一番の『親孝行』かもしれない。

 『ふと両親のことを考えてみる…。まだまだ元気だけれど、もう70歳をすぎた。今は父と母で暮らしているけれど、もしどちらか一人になったら…。』

 核家族化が進み、両親と離れて暮らしている方も多いのではないでしょうか。そんな両親の「将来のこと」。まだまだ先と思っていても、実はそう先の話でも無かったりします。『親のことを考えて…』高洲にある介護付有料老人ホーム「舞浜倶楽部」さんに、福祉のことをお伺いしてきました。

日本の福祉環境の変化。

脳機能を活性化する“ ブンネ・メソッド” を演奏する、舞浜倶楽部 取締役社長 グスタフ・ストランデルさん。

「初めて日本の介護施設を視察したときのことは今でもはっきり覚えています。今から20年以上前のことですが、当時の介護施設は暗い現場がほとんどで、プライバシーもなく、家族も来ない、来ていても暗い顔をしている…。スウェーデンの施設との違いに衝撃を受けました。」お話をしてくださったのは、舞浜倶楽部社長のグスタフ・ストランデルさん。日本の福祉施設では唯一の外国人社長です。「大好きな日本の福祉環境を変えたい…! それから、母国であるスウェーデンケアを広める活動を始めました。」福祉先進国のスウェーデンでは『人格の尊厳』をケア理念とした、人の生活を中心に考えたケア方法が特徴。ストランデルさんの地道な活動は20年にもわたり、その間に、日本の福祉環境は大きく変化しました。「劇的に介護の質が向上しました。今では世界中から日本の介護を学びに来る人がたくさんいます。すごく誇らしいことであって、皆さん知るべき事実です。」そして今年4月、日本の福祉施設である舞浜倶楽部は『第5回アジア・太平洋地域高齢者ケア・イノベーション・アワード』において部門最優秀賞を受賞し、日本の福祉はますます世界から注目をされているそうです。

日本の福祉環境を変えたスウェーデンケアとは?

広大な中庭は各お部屋から眺めることが出来ます。お天気の良い日は外でお茶を楽しむ方もいるそう。

 2025年には65歳以上の5人に1人がかかると言われている、『認知症』。舞浜倶楽部ではスウェーデンケアの中でも、この認知症ケアに力を入れています。「進化した日本の福祉環境ですが、未だに認知症患者への対応は遅れているところもあります。」実際に、認知症を確認されると入居を断られてしまう施設も珍しくないそうです。「その人の今までの生活の質(QOL= Quality of life)を守ることが、福祉の世界では一番大切なことだと思っています。どうしたら自分らしい生活を送ってもらえるか…。舞浜倶楽部ではスウェーデンケアの一つでもある『コンタクトパーソン』制度をいち早く取り入れました。」コンタクトパーソンとは、その人がこれまで歩んできた人生を理解し、自分らしい生活を変わらずに送ることが出来るよう担当者が支える制度のこと。特に『排泄ケア』には力を入れているそうで「施設の都合ではなく、ご本人のリズムに合わせた排泄ケアを大切にしています。入居後、おむつが取れて自分で排泄が出来るようになった方もいらっしゃるんです! 時間はかかりましたが、それこそQOLを守るために一番大切なことだと思いませんか。」一人ひとりのケアをより行き届いた細やかなケアとするために、舞浜倶楽部では国が定めた基準の2倍以上の人員配置をしているそう。「スタッフさんに手をさすってもらうと、ズンズンって不思議と温かさが伝わってくるの。それが嬉しくて…。」笑顔で話される入居者さんの表情はとても穏やかで、スタッフさんとの温かな信頼関係が伝わってきました。

【舞浜倶楽部のスウェーデンケア】

ブンネ・メソッド

初めてでも簡単に演奏できるブンネ楽器を使用し音楽を楽しむことで、脳機能の活性化を促します。認知症ケアにも良いとか。

タクティール® ケア

触れるコミュニケーションのこと。優しく触れることで、つらさや不安・痛みの緩和に役立てます。

コンタクトパーソン制度

本人がこれまで歩んできた人生を理解し、自分らしい生活を送ることができるよう、担当者が一人ひとり支える制度。

独自の教育制度

現地への研修等、スウェーデン福祉の理念やケア手法を学ぶ教育制度で、より高度なケアサービスの実現を目指しています。

排泄ケア

施設の都合ではなく、一人ひとりのリズムに合わせて排泄を促す細かなケア方法。スウェーデンの“TENA” というシステムです。

福祉用具へのこだわり

一人ひとりの体格や筋力、身体に合わせた福祉用具を選定。また、スタッフの負担を軽減する機器も積極的に導入しています。

味はもちろん、器にも陶器を使用していて高級感があります。季節感を大切にしたメニュー構成で、毎日飽きずにお食事を楽しめる細やかな工夫を感じました。

 もう一つ、QOLを守るために大切なこと…それは『毎日の食事』。いくつになっても食への欲求は本能であり、その楽しみが生活から無くなってしまったら…。少し悲しくなります。舞浜倶楽部ではこの『食のQOL』を守るため、施設で出される3食全ての料理を、元料亭で料理長をされていた腕利きの料理人たちが作っていると言います。私も取材日に、実際に入居者さんが食べているものと同じランチをいただきましたが、本当に美味しい! もちろん塩分調整・カロリー調整がしっかりされたお料理なのに、出汁の風味を感じ、味もしっかりしています。「個別に調理も可能なので、例えば塩分や糖分をお医者さんと相談して調整したり、咀嚼が難しくなってきた方にはお料理をやわらかくしたり…ずっと美味しいご飯を食べられるよう、料理長や栄養士と常に連携をとっています。」80人近い入居者さん一人ひとりに対応するのは、かなり大変なことなのでは…そこまで食事にこだわる理由をお伺いすると、「だって、食べることって一番の楽しみでしょ。」とストランデルさん。毎日美味しく、栄養をしっかりし摂っているせいか、「入居後身体が元気になった!」「前より食欲が増しちゃったよ!」という方も続出だそうです。

家族のケアも、施設の大切な仕事の一つ。

【お部屋】明るい自然光が差し込むお部屋は、まるでヨーロッパのリゾート地のような雰囲気。木の温もりを感じるお風呂も、貸切で使用可能です。

 舞浜倶楽部では入居者さんだけでなく、その家族へのケアも大切にしています。例えば24時間いつでも好きなときに、家族は入居者さんに会いに行くことが出来ます。明るい光の差すお部屋はマンションの一室そのもの。自分の家具を持ち込むことも出来るので、今までの生活をそのままに…訪れる家族も、実家に帰るような気持ちで遊びに行くことが出来ます。そのためか、舞浜倶楽部には一日20~30組の家族の方が訪問されるそうです。

【コンシェルジュ】お出かけやお帰りを温かく迎えてくれ、困ったことにも相談にのってくれます。

【ラウンジ】お友達や家族との歓談スペースとして。またクリスマス会等の季節行事も行われています。

【離れ】会席料理をいただくことの出来る離れでは、お友達や家族とお祝いをする方も多いそう。

 ホテルのようなエントランスと高級感のある施設内は、今までの「老人介護施設」のイメージをがらりと変え、『普段どおりの生活』が出来る環境が十分すぎるほど、整っていました。今まで大切に育ててくれた、大好きな親のことだから…。一番幸せで、一番自分らしい生活を最期まで続けてほしい。そして、それを生涯を通して叶えてあげることが一番の親孝行かもしれない…と取材を通して両親のことを想いました。

 百聞は一見にしかず! 見学会等も開催されているので、一度施設に足を運んでみませんか。


舞浜倶楽部 新浦安フォーラム…浦安市高洲1-2-1 047-304-2400
★特別見学会開催!(昼食試食、施設見学、スウェーデンケア体験)
9/15(金) 12:15~15:00(12:00受付・参加無料)、お電話にてお申込ください

この記事は、フリーペーパー「浦安に住みたい!」9・10月号に掲載された内容です。

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