2016年、JFLでの熱い戦いを繰り広げてきたブリオベッカ浦安。もうその戦いも、残すところ3試合…取材に訪れた10月30日(日)は、暫定3位のホンダロックSCとの対戦です。

かねてからの予報どおり、曇りで最高気温が14℃ととても寒い…。空間が広いからか、グラウンドでは余計に寒さを感じます。アンダーシャツを着ている選手達も多くいました。

選手入場前には、女の子たちがチアリーダーで盛り上げます。テーマは「ハロウィン」！
 
可愛いだけじゃなく、ちょっと色っぽいダンスもあって、ドキドキしちゃいました。

さあ、試合開始！

開始直後はホンダロックのペース。相手ゴール前でカメラを持っていた私ですが、あんまり選手達がこっちに来ないなぁ…と思っていたところ、前半17分、11番・竹中選手がタッチライン際までボールを持ち込みクロスを上げると、ドンピシャのタイミングで6番・坂谷選手がゴールを決めます！！ 幸先の良い先制点！
 

その後も速い展開。セカンドボールをなかなか取れない浦安、ジリジリとホンダロックに攻められていきます。必死に攻撃を止めようと、イエローをもらう場面も…相手の強さを感じます。
 

前半30分、フリーキックから失点してしまいます。足裏を見せる危険プレーで反則ではないか、と選手たちが抗議をするも受け入れられず、1-1で前半終了。
 

ホンダロックSCは、宮崎から応援団が駆け付けていました。ハロウィンということで、仮装した楽しそうな応援団の皆様！ ブリオベッカのサポーターにもお菓子を配っていました。

バリエーション豊富な応援、そして絶妙なタイミングでの声かけ（というか、野次？）…なんともテンポが良くユーモアもあって、ブリオベッカサイドの私もつい引き込まれてしまうから不思議です。ホンダロックSCはチームの創設が1964年と古く、2005年にJFLに昇格、一度地域リーグへ降格するも2009年からまたJFLへ復帰。昨年までのJFLでの順位は最高が8位なのですが、今年は暫定3位・ここまで7連勝と、ノリに乗っているホンダロックSC。簡単に勝たせてはくれません。

そして後半。
本日の”勝手に！注目選手”は、21番・田中貴大選手。左サイドバックの田中選手、後半になると客席側でのプレーになります。攻守に走り回って相手を翻弄する田中選手のスピードに、目が釘付け！
 
今日はフリーキックを蹴る場面もありました。ゴール枠内のいいシュートで、行ったか！？と思ったのですが、惜しくもキーパーに弾かれてしまいました。

田中選手、11月2日から始まる『ブリオベッカサッカースクール』のコーチもされています。場所はフットボールコミュニティ市川浦安店（市川市広尾1-15-13）、毎週水曜日・小学1年～4年生が対象です。気になる方はぜひお問い合わせください！（担当直通：090-3962-1989）

そしてもう一人の注目選手は、キャプテンマークの3番・笠松選手。ディフェンスの要・センターバックです。体を張ってゴールを守る姿、声を出して仲間を鼓舞する姿は、静かなる闘志を感じさせます。
 
先日取材させていただいたのですが、その落ち着いた誠実な人柄に、すぐファンになってしまいました…！ 11・12月号のフリーペーパー「浦安に住みたい！」では、笠松選手のインタビューを掲載します。ご期待ください。

相手のミドルシュート、コーナーキックからの失点で、試合は1-3。
 
ディフェンスの2番・西郡選手を下げてフォワードの24番・南部選手を投入し、攻撃的な布陣に変えて2点差を追いますが、タイムアップ。JFL上位の壁に阻まれてしまいました。

今日の試合もそうですが、JFL歴の長い相手との試合を見ていて思うのは、相手選手も相手サポーターもグイグイ来るなぁということ。

この写真の時は田中選手のハンドをめぐって、相手選手から多数の抗議が。間近で見ていましたがちょっと怖かったです…。審判へのアピールしかり野次しかり、たとえば「ファールだろ！」と選手からもサポーターからも言葉が飛ぶと、審判が違うと言っても「ファールっぽかったのかも」とどこかで思ってしまいます。言葉にされてしまうことによって「そうなのかも」と何となく印象付けられてしまう…言霊みたいなものかもしれません。

 
2016年のJFLも残り2試合。今週末はホーム最終戦、アスルクラロ沼津との対戦が行われます。11月6日(日)は、今のところ晴れ・最高気温18℃の予報。今回ほどは寒くなさそうですが、ヒートテックやホッカイロなど、防寒は完璧にしておいたほうがいいと思います。2016年シーズンの締めくくりに、みんなで柏の葉へ応援に行こう！ がんばれ、ブリオベッカ浦安！！

ブリオベッカ公式HP